- ショートカットとは?
- Tab: 候補となる文字やコマンドを表示する
- ctrl+a, ctrl+e: カーソルを左端、右端に移動させる
- ctrl+b, ctrl+f: カーソルを1つ左、右に移動させる
- ctrl+h(Backspace): カーソルの左の文字、ctrl+d: カーソル位置にある文字を削除する
- ctrl+u: カーソルの左側全削除、ctrl+k: カーソル右側全削除
- ctrl+w: カーソル位置の左側の単語を1つ削除
- ctrl+l: 画面をきれいに掃除する
- ctrl+s, ctrl+q(Windows): 入力内容が端末に表示されなくなる
- ctrl+r: コマンドの実行履歴を検索する
- !!: 直前に実行したコマンドを再実行する
- !〇: 直前に実行した〇で始まるコマンドを再実行する
ショートカットとは?
ショートカットとは、ctrlキーを一緒にボタンを押すことで、コマンドライン操作を簡略化する機能のことです。
例えば、ctrl+sで素早くファイルを保存することができますが、Linuxでも様々なショートカットがあります。
今回は、その豊富なショートカットについてわかりやすくまとめたいと思います。
Tab: 候補となる文字やコマンドを表示する
一番最初に紹介するのでは、Tabです。
Tabをクリックすると、候補となる文字が表示されます。
Tabを押して、コマンド入力していくと、間違いなく入力することができますので、常にTabを使いながらコマンド入力していくことをお勧めします。
# Tabを押下
[test@localhost ~]$ mk
mkdict mkdir mkdumprd
ctrl+a, ctrl+e: カーソルを左端、右端に移動させる
ctrlとaを同時に押すとカーソルを左端に、ctrlとeを同時に押すとカーソルを右端に移動させることができます。
ctrl+b, ctrl+f: カーソルを1つ左、右に移動させる
ctrlとbを同時に押すとカーソルを1つ左に、ctrlとfを同時に押すとカーソルを1つ右に移動させることができます。
ctrl+h(Backspace): カーソルの左の文字、ctrl+d: カーソル位置にある文字を削除する
ctrlとhを同時に押すかBackspaceをクリックするとカーソルの左の文字を、ctrlとdを同時に押すとカーソル位置の文字を削除することができます。
ctrl+u: カーソルの左側全削除、ctrl+k: カーソル右側全削除
ctrlとuを同時に押すとカーソル位置の左から行頭までの文字を削除できます。
ctrlとkを同時に押すとカーソル位置から行末までの文字を削除できます。
ctrl+w: カーソル位置の左側の単語を1つ削除
ctrlとwを同時に押すとカーソル位置の左側の単語を1つ削除できます。
ctrl+l: 画面をきれいに掃除する
ctrlとlを同時に押すと画面をきれいにするkとができます。
ctrl+s, ctrl+q(Windows): 入力内容が端末に表示されなくなる
ctrlとsを同時に押すと、画面に入力内容を表示されなくすることができます。
ctrlとqを同時に押すと、入力内容を表示される状態に戻すことができます。
ctrl+r: コマンドの実行履歴を検索する
ctrlとrを同時に押すと、コマンドの実行履歴を検索することができます。
さらに、ctrl+rを押すと、さらに古い履歴を検索し、Tabを押すと検索したコマンドを画面上に表示できます
!!: 直前に実行したコマンドを再実行する
!!を実行すると、直前に実行したコマンドを再実行することができます。
コマンドを再入力する手間を省きたい場合に用います
# 直前に実行したコマンド(echo "Hello World")が再実行される
echo "Hello World"
Hello World
!〇: 直前に実行した〇で始まるコマンドを再実行する
!〇を実行すると、直前に実行した〇で始まるコマンドを再実行することができます。
コマンド入力の手間を省きたい場合に用います
# 直前に実行したmanで始まるコマンド(man echo)が再実行される
man echo