高度情報技術者試験の中でも最も難しい試験で、その合格者は企業からも評価の高いプロジェクトマネージャですが、今回はその必勝法を記載しました。
プロジェクトマネージャ試験の受験予定者は、是非ご一読ください
[box02 title="この記事のINDEX"]
[/box02]
プロジェクトマネージャ試験の概要
プロジェクトマネージャ試験の論文問題の必勝法を記載する前に、プロジェクトマネージャ試験がどういう内容の試験なのか、その概要を記載します。
プロジェクトマネージャ試験は毎年4月の第3日曜日に実施される高度情報技術者試験の一部です。
高度情報処理技術者試験一覧
春季開催
- プロジェクトマネージャ試験
- データベーススペシャリスト試験
- エンベデットシステムスペシャリスト試験
- システム監査技術者試験
秋季開催
- ITストラテジスト試験
- システムアーキテクト試験
- ネットワークスペシャリスト試験
- ITサービスマネージャ試験
春秋開催
- 情報セキュリティマネジメント試験
プロジェクトマネージャ試験は以下の4回の試験に分かれています。
| 午前Ⅰ |
|
|---|---|
| 午前Ⅱ |
|
| 午後Ⅰ |
|
| 午後Ⅱ |
|
まず、午後Ⅰと午後Ⅱの必勝法ですが、これは参考書の内容を覚えて過去問をやりまくるしかないです。
勉強時間は、1日1時間やるとして、基本情報合格者で数年IT系の仕事している人なら1カ月、ITなんて全く知らない人なら3カ月ほどが目安です。
参考書は以下のものがおすすめです。
まずは、午前共通問題の参考書です。試験内容のテキストと試験用問題が記載されています。
次に、プロジェクトマネージャ試験用の参考書です。午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱのテキストと問題、対策方法について記載されています。付属のDVDには、午前共通問題と午前Ⅱのプロジェクトマネージャ問題が記載されています。
午後Ⅰ必勝法
午後Ⅰ試験は、どのように記述すればよいかきちんと対策する必要があります。プロジェクトマネジメントに関する長文があり、長文を読んだ後に問題に答えます。
例えば、以下のような問題です。
- この問題に記載されている体制面のリスク要因はなにか
- 記載されている対策を必要と感じた理由はなにか
多くの問題(6割ほど)は、問題文中のヒントを読み取って解答に記述します。
ただ、中には問題文中にヒントがないため、自分で考えて答えを導き出す必要のある問題もあります。この問題の場合は、プロジェクトマネージャの知識が必要となります。これは、午前Ⅱ問題の過去問、問題集を何度も繰り返し読んで身につけましょう。
そのため、試験の進め方としては、まずは問題文中にヒントがないか探してそこから答えを考えて記述します。それでも、答えヒントが見つからないとなったときは、自分でこれは自分で考えて解くタイプの問題なんだと判断して、思考錯誤して解答を導き出しましょう。
問題は、3問中2問出題されます。
すべての分野の知識を持って、対策しているのなら言うことはないのですが、仕事に忙しいなどで勉強をする時間がないかたは範囲を絞って勉強しましょう。
おすすめは、以下の分野の勉強をすることです
- 品質管理
- 進捗管理
- ステークホルダー、コミュニケーション管理
- スコープ管理
なぜなら、上の問題がこれまでの出題傾向の70%を占めるからです。
つまり、3問中2問とも上の分野から出題される確率が非常に高いという事です。
確率にすると
1 - 0.3 * 0.3 * 0.3 - 1 * 0.3 * 0.3 * 0.7 *3 = 78%
になります。
そのため、まずはこの分野を重点的に勉強して試験が始まっても選択するようにしましょう。
次に勉強するのは
- リスク管理
- 契約管理
です。これらが、合わせて15%ほどの確率で出題されるので、合わせると85%になり、この6個の分野を勉強することで対策としては十分です。
それでも、別の分野から出題された場合は、自力で解きましょう。
午前Ⅱの対策をしっかりとして、知識を身につけていたら十分解けるはずです。
プロジェクトマネージャ試験の論文問題は、知識さえあれば日本語の書ける人なら工夫次第で誰でも受かる問題です。
大事なのは、どう書けばいいのか考え、過去問などを使って前もって対策することです。
文章の書き方は、以下のようにするのがおすすめです。
- 文字数いっぱいに記載すること
- 部門名などの名称を書く場合は、問題に合わせること
- 勝手な想定(もし~なら、~があるとすると)などは書かない
やはりこれは、慣れが大事です。過去問をやるのは当然必要ですが、大事なのはなぜこの解答になるのかを自分で分析して本番では自分で導き出せるようになることです。
是非、対策をしっかりとして本番を挑みましょう。
- 午前Ⅱ問題をしっかりと勉強して知識を身につける
- 対策は、品質管理、進捗管理、ステークホルダー・コミュニケーション管理、スコープ管理、リスク管理、契約管理を重点的にする
- まず、文章を読んで答えやヒントを探し、それでも見つからない場合は自分で考えだす
- 文章は文字数一杯書く、
午後Ⅱ必勝法
午後Ⅱの問題は2問出題されそのうち1問を選択して、長文(約2800字)を記述します。自分は120分で時間との戦いにもなり非常に大変です。
ただ、問題のスタイルは決まっているため対策は非常にやりやすいです。
問題は以下の形でほぼ固定で出題されます。
設問ア あなたが担当したプロジェクトの特徴と直面した課題は
設問イ 直面した課題に対して、実施した施策とあなたの工夫は
設問ウ イの施策に対し、どのようにあなたは評価しどのように改善したいと考えているか
解答例は、以下のようなテンプレになります。
設問ア
1.プロジェクトの特徴
1.1 特徴1
1.2 特徴2
2.直面した課題
2.1 課題1
2.2 課題2
設問イ
1.私が実施した施策
1.1 施策1
1.2 施策2
2.特に工夫した点
2.1 工夫1
2.2 工夫2
設問ウ
1.施策と工夫した点に対する評価
1.1 評価1(設問イに合わせる)
1.2 評価2(設問イに合わせる)
2.今後実施したい改善策
2.1 改善策1(設問イに合わせる)
2.2 改善策2(設問イに合わせる)
一番いい対策方法は、過去問を読んでその解答例に合わせながら自分でも書いてみることです。どういう文章で書くとよいかなどは、参考書に書いているのでそれを参考にしましょう。
- 自分の経験と照らしてみて記述し、解答例に比較して遜色ないようなものを仕上げて本番でも記述できるように覚えれば、間違いなく通るかと思います。
- PMの経験のない人でも、プロジェクトでの経験からPMの仕事を想像して書くことはできます。
- ITのそもそもの経験がない人でも例えばSEの仕事などについて書かれた本を読んでみてその内容を元に解答を作成すればよいです。(実際にプロジェクト経験のない大学生の合格者もいます)
どの分野の対策をすればよいかですが、以下の分野を重点的に対策しましょう
- 品質管理
- 組織要員管理
- コスト管理
上の分野は出題率が合わせて50%ほどあり
2問中1問も出題されない可能性は、25%です。
そのため、この3つを対策して過去問の模範解答を作成できるようにばっちり準備しましょう。
次に出題されやすいのは、
- 進捗管理
- スコープ管理
- リスク管理
- ステークホルダ/スケジュール管理
です。これらはそれぞれ出題率が9%で上の2と合わせると出題率が86%です。
この7個が全く出題されない確率は、2%です。
7個すべて対策するのは現実的でないので、上から順に対策して試験までにできるところまで対策しましょう。
- 問題と解答のテンプレを覚える
- 文章の書き方は参考書に書いてある
- 過去問を参考に模範解答を作成する
- 品質管理、組織管理、コスト管理は必ず対策する
- 時間があれば、進捗管理、スコープ管理、リスク管理、ステークホルダ/コミュニケーション管理も対策する
ここまで、プロジェクトマネージャ試験の対策をすれば合格間違いなしだと思います。
難関資格ではありますが、是非頑張って合格しましょう!!