IT業界は、きつい、帰れない、給料が安いと言われてきた。
中でもシステムエンジニア(以下、SE)はきつい仕事の代表だった。
私は、新卒から大手SIerに入社して4年間働いた後、フリーランスのエンジニアとなった。
自身の経験を踏まえて、SEの仕事について振り返りたい。
ほんとにきついのか、どうすればよいのか私自身の経験と本音を話す。
SEの人、SEを目指している人、その他、誰にでもわかることを目指し記述している。
参考にして頂けると幸いだ。
SEって?その仕事内容は?

IT(PCやサーバー)を用いて実現するサービスをITシステムと言う。
みずほ銀行のATMに入金すると、みずほ銀行のサーバーの口座情報に入金結果が反映される。
LINEでメッセージを送ると、LINE株式会社が所有しているサーバーにメッセージが保存される。
これらがITシステムだ。
メルカリもインスタグラムもITを用いたサービスでありITシステムだ。
システムエンジニア(SE)は、ITシステムを開発する役割の一端を担っている。
特に、他社(顧客)から「こういうITシステムを作って欲しい」という要望を聞いて、その通りにITシステムを作り上げる仕事をシステムエンジニアと呼ばれることが多い。
この場合、LINEやサイバーエージェントに就職して働くエンジニアは、システムエンジニアではない。
自社でシステムを作っているからだ。
プログラマー(プログラムを書く人)ではなく、全体の管理をする人
SE = プログラマーと、よく勘違いされる。
(私も過去には、この認識だった。。)
SEとプログラマは異なる。SEは、プログラムを書く人ではなくITシステム全体を作り上げる人だ。
簡単な仕事内容は、以下の通り
- どういうシステムを作るのか顧客とともに考える(要件定義)
- 定義したシステムをどのように作るのか考えて書類にする(設計)
- プログラマーをマネジメントして進捗管理し、システムを作る(開発)
- 問題なく動作するようにシステムを監視して、トラブル対応する(運用・保守)
システムエンジニアは、顧客の要件を聞いてITシステムを作成する。
ユニクロ、資生堂、三井住友銀行など、IT企業ではない会社でもITシステムは必要だ。
オンラインショップで商品を販売したり、銀行ならATMやオンライン振込みをすることもある。
IT企業でない会社がITシステムを作り上げるのに、プログラマーを1から育てる時間はない。
だから、ITシステムの開発を他社のSEに丸投げするのだ。
(自社でエンジニアを育てることもある。これをシステムの内製化という)
SEをたくさん抱えて、ITシステム開発を請け負う会社がSIer(エスアイアー)である。
三菱地所などの不動産ディベロッパーは、ビル建設を企画したり、計画を立てたりする。
ただ、実際にビルを建設するのは、建築会社や大工さんである。
この不動産ディベロッパーと建設会社・大工との関係が、ITシステムを作成したい会社とSIerとの関係だ。
(実際に、SIerはITゼネコンと呼ばれる)
他社の要件を聞いて、ITシステムを作る。
このあくまで黒子に徹して、他社のシステムを作らなければいけないことが、SEの仕事がきつくなる根源的な理由だと考える。
SEの仕事がなぜきついと言われるのか考えて見た
まずは、SEの仕事がきついと言われる理由について考察してみた。
以後は、自身の経験を踏まえた本音を語る。
他サイトに記載されている内容とは異なるかもしれない。あくまで私個人の意見だ。
1. 要件定義がつらい

要件定義とは、どういうITシステムにするのかざっくりと決めることである。
この仕事は、プロジェクト全体の成否を分けると言っても過言ではないほど重要だ。
要件定義で決めた内容を元にシステムを作り上げるため、ここで誤ると後から修正が大変だからである。
例えば、建築で四角いビルにするのか丸い形のビルにするのか、はじめにきちんと決めておかないないと、建設が始まってからは修正することは大変である。
(四角いビルを建設したあとに、「やっぱり丸いビルにしてくれ」と言う顧客はまずいないが、ITシステムの場合にはこういう無茶ぶりをする顧客もいる)
要件定義では、顧客からうまく要件を引き出すことが肝心だ。
顧客には、ITの知識が少ない人もいて、どんなシステムを作りたいのかぼんやりとしたイメージしかない人もいる。
ITシステムは家と違って、形がないからなおさらである。
顧客からキチンと要件を引き出して、どういうITシステムを作るのかはっきりとイメージを落とし込み、技術的に可能なのかを検討しなければ開発に着手できない。
そして、顧客に同意を得てから、契約を交わすのだ。
要件定義は、新人が担当することはまずなく、5年以上の経験がある人が普通は担当する。
ITシステムを作り上げるためのコアな部分を決めるため、要件定義はやりがいのある仕事だが、以下のようなつらい部分もある。
- 自身の要件定義をもとにシステムの開発が始まり、プロジェクトの成否が決まるため、責任重大である
- ITに関して無知な顧客に、ITシステムの説明をして契約を結ばなければいけないため、高度なコミュニケーション能力が必要となる
- あいまいな部分を残さず、技術的に可能なのか様々な角度から検討できる正確さと知識が必要である
要件定義後、設計・開発が滞りなく行うには、要件定義であいまいな部分を残してはいけない。
そのためには、顧客とコミュニケーションを取る力、実現性を検討する技術力、論理的に考える力が必要である。
顧客には、決裁権のある偉い人も多いため、内容を詰められたり怒られることも多い。
そういった中結果を残すのは、やりがいがある反面、非常にプレッシャーのかかる仕事だ。
2. プログラマーの管理がつらい

SEは、プログラマーではなくプログラマーの管理を行う。
システムを期限内に作り上げるために、開発の進捗を管理する。
システムのどの部分が遅れているのか調査し、原因がなぜなのかを検討するのだ。
プログラマーは、ちゃんとしている人もいれば、癖の強い職人肌の人も多い。
他社の人、年上の人、高圧的な人、外国の人などいろんな種類の人に対して、指示を出して開発を進める。
人と接することが苦手、人を管理することに興味のない人はつらい仕事だ。
SEとして、キャリアを続けるには、人とのコミュニケーションを取る能力と論理的にわかりやすく伝える能力が求められる。
ただし、最近は大手のSIerを中心に、技術に特化したスペシャリストタイプのSEのキャリアも増えている。
いわゆる、R&Dの仕事だ。
AI、ブロックチェーンなど高度な技術を用いたシステム開発を求める顧客も増えている。
こういったプロジェクトの場合、専門性の強い人が必要である。
R&Dの職につく人は、専門性を極めるために高度な技術分野での仕事を行う。
論文を読んだり学会に参加したりする。
プロジェクトの要請に応じてAIなどの有識者として参加する。
この場合、全体管理をする一般的なSEとは異なり、専門分野に特化した職人的な仕事を行うのだ。
この仕事もそれほど多くなく、就ける人は全体のごく一部だろう。NTTデータやNECやHITACHIなど、金銭的に余裕のある大手SEのプロパーなどが中心にこういった仕事も存在する。
- SEは、プログラムを作るのではなくプロジェクトの管理をする仕事
- システムを作り上げるための全体管理をするタイプは向いているが、システムを作り上げたい職人肌タイプには向かない
- ただし、技術に特化したタイプのSEも増えている
3. システムで使われる技術が古い

SEが開発を進めるシステムは総じて古い技術を使っている。
GitにしてもDockerにしても、新技術が登場すると、ITベンチャー企業だとすぐに使われるだろうが、SIerだと5年も先だろう。
そもそも、新しい技術を必要としない仕事内容だからだ。
これはSEが、顧客からシステムの開発を引き受ける仕事であることに起因する。
例えばあなたが内科医で、命に関わるような病気の患者に薬を処方する。
このとき、認可が通ったばかりの実績が不明な新薬と、以前から何度も使用して十分な効果を上げている薬のどちらを利用するだろうか。
言うまでもなく後者だろう。
システムエンジニアも同様である。
顧客から1億以上のお金を受け取って、システム開発を行うため、失敗は許されない。
だから、古くて実績のある(枯れた)技術を使わざる負えなくなり、実験的なことは許されないのだ。
新しい技術を使いたい、新技術が大好きで挑戦をしたい場合には、楽天やサイバーエージェントなどの自社開発を行う会社、R&D職、あるいはフリーランスとして働くのが良いだろう。
フリーランスは、自由な立場で職を選ぶことができ、自社開発の案件も多い。
SEと同じ顧客から仕事を引き受ける立場だが、会社によっては新技術を行う会社も選ぶことができるからだ。
フリーランスなら、レバテックフリーランス
などで、仕事の相談をするとよい。
自分のレベルと年収がどれくらいか、どういう仕事があるのか詳細を教えてくれる。
また、フリーランススタート
から、どんな仕事があるのか簡単に調べることができるためおすすめだ
- SEは、仕事の性質上、新技術を扱う機会は少ない
- 高度な技術を持つエンジニアを目指す場合には、自社開発の会社、フリーランス、R&D職を目指すとよい
4. 運用・保守がつらい

運用・保守の仕事は、リリース後にそのシステムがきちんと動いているのか監視することと、バグを改修すること、顧客の追加要望を取り込んでシステムの追加開発をすることである。
運用・保守の仕事の良い点は、勉強になるということである。
ある面では、要件定義や開発や設計よりも勉強になる。
開発したシステムの問題点、バグ、改善点、費用対効果などと向き合うのが運用保守の仕事だ。
システムが想定していたよりも売上を上げていないかもしれない
デザインが不評だったり、使いにくいかもしれない
バグだらけだったり、性能やセキュリティに問題があるかもしれない
システム開発は、開発をしてリリースをしたら終わりなのではない。
運用して売上を上げ続けるために、改善をし続けなければならない。
運用・保守では、作成されたシステムの問題と向き合うことで、どうすればより良いシステムを作ることができるのか、考えることができる。
スポーツでも、試合が終われば、問題点を考えて改善することで成長につなげることができる。
運用・保守をすることで、エンジニアとしての成長につなげることができる。
もし、会社を立ち上げて、自社システムの開発をしたいなら、運用・保守の経験は非常に役に立つだろう。
ただし、運用・保守の仕事の悪い点もある。
1つ目は、やることがなく退屈な場合も多いということである。
システムに改善点がなければ、運用・保守の仕事も少なくなる。
改善点がないのは本来なら歓迎すべきことだが、毎日やることがないのは退屈する。
この場合、やることがないから意味のない業務効率化したり、書類整理をすることもあるかもしれない。
当然、スキルは身につかない。
2つ目は、給料が低く、スキルが身に付きにくい場合も多いということである。
特にSESなど、SIer本社に派遣されるタイプの人の場合、運用・保守の仕事は薄給である。
システム開発は、要件定義や設計など上流になればなるほど、不確実性の高いクリエイティブな仕事が多く、運用・保守など下流になるほど決まりきった仕事が多くなる。
仕事がルーティン化するのだ。
良く言えば楽な仕事、悪く言えばだれでもできる仕事である。
保守開発でバグの改修や新規機能の開発をしているエンジニア系の運用・保守ならばよいが、もし、決まりきったルーティンワークしかししていない人は転職を検討することもお勧めする。
- 運用・保守は、今後の勉強になる部分も多い
- ただし、ルーティンワークになりがちで、クリエイティブでない仕事の場合もある
- 決まりきった仕事しかしていない場合には、転職を検討してもよい
5. 覚えることが多い

SEは常に勉強をしなければいけない。
- 基本情報技術者試験やプロジェクトマネージャー試験など業務に関係する知識
- pythonやJavaなどのプログラミングの知識
- 顧客の業務に関する知識
など、ITの勉強とともに、顧客の業務知識が必要である。
銀行なら銀行の業務、小売店なら小売店の業務を覚えることが必要だ。
その専門知識も覚えなければいけないこともある。
SEは、顧客に応じたシステムを作るため、顧客の理解が必要なのだ。
勉強をすることが好きでない、あるいは、ITに興味が全く沸かないという人はSEには向いていないかもしれない。
6. 新規開発を行う力が身につきづらい

ものづくりとは、ただものを作る能力があればいい訳ではない。
「よりよいものを、うまく売る能力が必要になる」。
需要を調査する力、デザインを考える力、マーケティング力、が必要になるが、SEではこれらが身に付きにくい。
なぜなら、SEはヒット商品を作る仕事ではないからだ。
サービスを作るには、ただ作る以外に以下のことが必要となる。
- 世の中に必要な商品を考えて、需要を調べること
- UX、UIを考えて、商品を設計して開発し、顧客を得ること
- 商品広告などのマーケティングを行い、顧客を増やすこと
- マネタイズをして、利益を上げ続けること
これらは、いずれもSEには不要である。
不要であるため、磨くことがない。
そもそも受託の仕事なので、需要動向を調べない、マーケティングは顧客が行うことでありSEには不要である。
UX、UIもある程度は考えるが、自社開発の会社と異なり、なくても売上げがたいして減るわけではないので、そこまで深く考えない。
勤務経験のある上場起業家を考えてみると、メルカリの山田親太朗氏は元楽天(インターン)、マクロミルの杉本哲哉氏は元リクルート、アカツキの塩田元規氏は元DeNA出身だ。
どれも、自社開発のIT企業である。
元SEの起業家もいるにはいるが、リクルートなどに比べるとその割合は遥かに少ないだろう。
ただし、SEからフリーランスで自社開発会社で働くこともできるし、転職することも比較的容易だ。
以下のような、IT専門の転職サービスもたくさん存在するので、興味のある方は、確認していただきたい。
ではこれからどうすればよいのか
さて、これまでSEのきついところについて説明してきた。
もちろん、SEにも良い点はたくさんある。
それは、以下のページを参考にしていただきたい。
ここからは、色んなパターンの人に対して、つらいSEの仕事をどうすれば改善できるのかということについて解説したい。
1. SEを続けたい場合

まず前提として今の仕事に満足していることとする。
正直、ずっとSEを続けたいなら、これからも頑張ってくださいとしかいいようがないのだが、それだと記事にならないのでもう少し考えたい。
同じ会社で勤め続けるには、その会社で必要とされる人でなくてはならない。
会社とは非情なもので、いくら性格の良い人でも、売上に貢献しない人なら、不景気では切り捨てられる。
だから、会社に貢献できるスキルが必要である。
- 特定の領域に特化した技術力
- リーダーシップやマネジメント、コミュニケーション力
を持つ人なら、他とは代え難い存在となり、ずっと働き続けられるだろう。
エンジニアの技術領域は幅広く、COBOLやSAPなど、現在流行りと言えない分野であっても、少なからず需要は存在する。
ある特定の分野に知識を持つことで、「あの人がいないと困る」と思われるようになることができる。
SEには、コミュニケーション能力が必要である。
顧客との打ち合わせ、協力会社やプログラマーの管理、部下の仕事の調整や上司への提言など、たくさんの人が絡むSEの仕事にはコミュニーケーションが不可欠なのである。
また、プロジェクトが進むについて、複雑な仕事内容や入り組んだ関係者をうまくさばくリーダーシップ、マネジメント力が必須となる。
こういった能力を磨くことで、他人とは代えのきかない人材となり、ずっと仕事を続けることができるようになる。
もう1つお勧めするのは、副業をすることである。
IT業界は動きが早く、どんどん新しい技術が出てくる。
年をとって知識の吸収が追いつかなくなった人は、退職か子会社への転籍をすることが多い。
特に大企業の場合は50以降だと本社に残る人は一部で、子会社に転籍する人も多くなる。
いざ、仕事が変わって年収が大幅に下がる前に、副業に慣れることが肝心だ。
しかし、いきなり副業を始めて稼げるほど甘くはない。
若いうちに副業をして、どれくらい稼げるものなのか感覚を掴んでおこう。
お勧めの副業は、IT業務の受託とアフィリエイトである。
どちらも、ITに知識のあるSEならば始めやすい。
IT業務の受託は、クラウドワークス
やココナラ
ならば本業に差し支えなく始めることができる。
まずは、どういう仕事があるのか覗いてみることをお勧めする。
アフィリエイトは、サーバーを借りてブログ記事を書き、商品を紹介する仕事だ。
文章が書ければ誰でも始められる仕事だが、稼げるようになるのは簡単ではない。
atus(エータス)は、プロの講師がアフィリエイトについて教えてくれ、実際に月何百万と売り上げてサイトを売却できるレベルになった人も多いためお勧めだ。
2. 将来、独立したい場合

ここでは、独立とはフリーランス(個人事業主)になることとする。
起業するという手もあるが、初めから目指すにはハードルが高いため、ここでは考えないこととする。
フリーランスで一度仕事をしてから、会社を立ち上げることも可能であり、むしろその方がリスクが少ない。
さらに、フリーランスエンジニアは週2~3の案件でも十分に生活費は稼ぐことができ、基本的に残業はない。
人にもよるが、SEの仕事ほどきつくないだろう。
フリーランスエンジニアには、PMやSE系の職種もあるが、開発の職種が多い。
そのため、どちらかと言えば技術に興味のある人が目指すとよい。
幸いにも、SEは独立しやすい職種である。
IT業界は慢性的な人手不足であり、フリーランスとしても引くて数多だからである。
私も、元SEからフリーランスとして転職することに成功した。
フリーランスになるのは簡単である。
フリーランスエージェントに登録して、案件を紹介してもらう。
あとは、履歴書やスキルシートを用意して、面接をして合格をすれば、すぐに働くことができる。
お勧めの方法は、フリーランスエージェントに話を聞いてもらいどのくらいの月収になるのか判定してもらうこと、案件情報を検索してみてどれくらいの月収なのか確認することの2つである。
フリーランスエージェントと話すには、費用はかからない。
無料で、登録ができてどれくらいの月収の案件につけるのか教えてくれる。
損はないので、是非、試してみることをお勧めする。
レバテックフリーランス
は、フリーランスの仕事を紹介してくれる会社としては老舗で、日本最大規模である。
信頼のおける会社で、給料の未払いなどのトラブルもまずないだろう。
また、案件参画後も面倒を見てくれるため、フリーランスになるのが初めててある程度自信のある人にはお勧めできる。
フォスターフリーランス
は、東京にある会社で親身になって案件を紹介してくれ、セミナーなどもたくさん開いている会社だ。
サイトから案件の検索もできる。
フリーランススタート
には、たくさんの案件を検索エンジンで簡単に調べることができる。
また、登録をすれば、スカウトされることもある。
是非、利用されるとよい。
プログラミングの仕事がしたいが、技術に自信がなかったり、経験がないという人はスクールに通うことをお勧めする。
全くの未経験でスクールを卒業したばかりという人よりも、SEの経験から業務についてわかっていてスクールでプログラミングを学んだ人の方が、企業側も採用しやすい。
TechAcademy [テックアカデミー]
は、現役エンジニアからプログラミングを学べるスクールである。
自宅からリモートでの授業にも対応しているため、勤務しながらでも利用しやすい。
エンジニアと話合いながら学びを進めることで、今後、仕事を獲得するための知見を得ることもできるためお勧めである。
アイデミーは、AIに特化したプログラミングスクールである。
今後、AIのニーズはどんどん増える。
また、フリーランスの仕事でも、AI系の仕事は高収入で月90万を超えるのが当たり前で、月130万円を超えるものまである。
AIを学ぶのなら、アイデミーをお勧めする。

3. 転職をして稼ぎたい場合

最後に、転職をしてハードワークでもガッツリ稼ぎたい人向けの方法を記述する。
とはいえ、転職をしたら今よりもずっと楽で、給料が高いことも十分考えられる。
システムエンジニアには、転職の道がたくさん用意されている。
あくまで例として、
- 外資系企業に転職して、年収1000万円以上稼ぐ
- ITコンサルの仕事に転職する
- SESから抜け出して、自社開発やフリーランスで働く
などがある。
ここでは、2パターンについて紹介したい。
1つは、すでにそこそこ大手で働いていて、Amazonやアクセンチュアなどの外資系企業やより給料の高い企業で働きたい場合だ。
この場合、現職での実績、資格などの目に見える形でのスキル、英語力などが必要となる。
具体的にどういうスキルが必要になるのかは、仕事先によるので一概には言えない。
詳細は、リクルートなどの転職エージェントに直接聞くか、Linkedlnなどで転職サービスをしている人にアクセスを取るとよい。
あくまで参考として見ていただきたいが、高収入の仕事(PM、コンサル、SE)の場合、大体は以下のようなスキルを持っていると強い。
- チームでの仕事経験、特にリーダーシップを取った経験
- 特定の分野の専門知識を見える形で(例えば、AmazonならAWSの資格を取っておく)
- プロジェクトマネージャー、ITストラテジストなどの高度情報技術者試験の資格
- データベーススペシャリスト、ネットワークスペシャリストなどの技術資格
- 英語力(あれば、エンジニアは海外との仕事も多い)
私自身、一社でしか正社員として働いたことはないため、あくまでAmazonやアクセンチュアから採用された人の情報をもとに書いている。
2つ目は、現在SESや小規模な会社で働いていて、転職したい人のパターンだ。
一足飛びにAWSなどで働くことは難しいが、大手の社員と違って泥臭い仕事や技術的な仕事を多くしているため、専門職での転職はしやすい。
そして、何度か転職をして専門性を高め、最終的に高級取りになることも十分可能である。
実際に、名古屋のブラック企業からフリーランスになり、現在AWSに正社員として入社して働いている人も私の知人にいる。
フリーランスの転職や、自社開発企業などの転職をして、力を身に付け将来大手で働くとよい。
まとめ
本記事では、そもそもSEってどういう仕事なのか、SEの仕事がなぜつらいのか、どうすればよいのかについて記述した。これからも、自身の経験をもとに様々な知識を書きたいと思う。
- レバテックフリーランス
・・・日本最大手のフリーランスエージェント
- 【フォスターフリーランス】
・・・東京のフリーランスエージェント
- フリーランススタート
・・・フリーランス案件検索サイト
- TechAcademy [テックアカデミー]
・・・現役エンジニアから学べるスクール
- アイデミープレミアムで3ヶ月でAIエンジニア!
・・・AIを学べるスクール
- クラウドワークス
・・・クラウドソーシング
- マイナビ IT AGENT
・・・IT系転職サイト最大手